紫外線対策&ケア

紫外線(UV)は、波長の長い順にA,B,Cの3種類に区分されます。人の浴びる紫外線は90〜95%はAで、のこりがBです。が、BはAの何千倍も有害です。ちなみに波長の短いCはオゾン層や酸素に吸収されて地表に届きません。日焼けは主にBが原因で、紫外線を食い止める防御反応として、色素細胞がメラニンを作ります。一部分で作りすぎてできるのがシミです。Aは皮膚の深いところまで届きます。肌の弾力を失わせてしわを作ったり、活性酸素を発生させて遺伝子を傷つけたりします。

■日焼け止め剤の知識

【SPF値】
紫外線Bを防ぐ力を示す。普通は夏の日差しを20〜25分浴びると日焼けするが、たとえばSPF10を使うと、その10倍の時間がかかる。30以上になると効果はさほど上がらないので、日本化粧品工業連合会は表示を最大50に規制した。

【PA値】
紫外線Aを防ぐ力を示している。+は効果がある、++はかなり効果がある、+++は非常に効果がある、という意味。だいたいSP値と連動している。

【肌のタイプ】
紫外線の反応によって 1. 2. 3.(下記表参照)と3分類される。効果が大きい商品は刺激も強いので、肌のタイプと活動目的に合わせて選ぶ。

■日焼け止めの選び方(数字はSPF値、+の数はPA値)

屋外にいる時間  1時間未満 1〜3時間 3時間以上
活動の例 散歩・買い物 軽いレジャー 海・山・スポーツ
すぐ赤くなり
黒くならない
10+  30+++  50+ 
赤くなった後
黒くなる
5〜10+  20++  30+ 
赤くならず
すぐに黒くなる
5+  10+  20 

※肌タイプ、野外活動時間、活動内容等を考慮して選ぶのがポイント
※読売新聞「紫外線は怖い」参照

■日焼けした肌はπケアシリーズで保湿&栄養を十分与えましょう!
                                        by (盛)